こんにちは。ブランド古着買取専門店KLDです。
日本の眼鏡ブランドとして、さまざまなエフェクター(エレキギターなどの音を変える装置)の名前にちなんだモデル名でこだわりの眼鏡を展開しているブランド、EFFECTOR(エフェクター)。
著名人の中にも愛用者が多いことでも知られています。
日本の眼鏡産業の中心地である福井県鯖江市の職人たちによって、ハンドメイドで製作されているため品質の良さも一級品です。
今回は、
- EFFECTORとは
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 定番・人気モデル
- お買取について
というかたちでご紹介していきます。
EFFECTORが気になっている!という方はもちろん、EFFECTORの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
EFFECTORとは?
EFFECTORは、2004年に日本のアイウェアセレクトショップ「オプティカル テーラー クレイドル」のオリジナルブランドとして誕生した眼鏡ブランドです。
「Rock On The Eyewear」をコンセプトに、男らしく無骨なフレームデザインを特徴としています。
この男らしいデザインが、他のブランドにはない独自の魅力として多くの支持を集めています。
ブランド名の「EFFECTOR」は、ギターなどの楽器で使用されるエフェクター(音響効果装置)に由来しており、音楽文化やロックカルチャーとの強い結びつきを表現しています。
さらに、ブランド名だけでなく多くのモデル名もギターエフェクターの名称から採用されています。
代表的な例としてfuzz(ファズ)やdistortion(ディストーション)、reverb(リバーブ)、overdrive(オーバードライブ)などが初期のモデル名として使用されました。
そして、品質にもこだわるEFFECTORは眼鏡の産地として世界的に有名な福井県鯖江市の熟練職人によって完全ハンドメイドで作られています。
このこだわりの製法と独自のデザイン性は多くのファッション好きや著名人、ミュージシャンからも高い評価を受け、コアなファンを魅了し続けています。
オプティカルテーラー クレイドル 引用 cradle.ne.jp
デザイナー
引用 ibought
EFFECTORのデザイナーは夏目光教(なつめ みつのり)さんです。
夏目さんは1995年に「仕立てる眼鏡屋」というコンセプトを掲げ、東京・青山でアイウェアセレクトショップ「オプティカル テーラー クレイドル」を立ち上げました。
当時、眼鏡のセレクトショップはまだ珍しく、眼鏡を単なる視力補正具ではなくファッションアイテムとして提案するという取り組みが注目を集めました。
そして2004年に「アイウェアセレクトショップだからこそ作れる、ファッション感と個性を兼ね備えた日本製のショップオリジナルを提案したい」という長年の想いを実現させるため、クレイドルのオリジナルブランドとしてEFFECTORを立ち上げます。
夏目さんとクレイドルのスタッフたちは、ファッションと音楽への強い想いから、ギターなどに使用されるエフェクターをブランド名やモデル名としました。
また、厚手のセルロイド・アセテート生地を使用し、日本の職人による丁寧な仕上げを大切にしています。
この独創的なもの作りにより、夏目さんは日本の黒セルアイウェアブームの火付け役となり、EFFECTORは現在100モデル以上を展開する人気ブランドへと成長を遂げています。
ブランドの特徴
EFFECTORの特徴は以下の3つです。
- ハンドメイドにこだわったもの作り
- 数々のブランドとのコラボ
- 多くの著名人に愛されている
それぞれ詳しく解説していきます。
ハンドメイドにこだわったもの作り
指定工場のひとつ、岡村眼鏡製作所の代表・岡村さん 引用 effector-eyewear
EFFECTORの製品は、日本の眼鏡産業の中心地である福井県鯖江市の職人たちによって、丁寧にハンドメイドで製作されています。
フレームの製作には平均約20もの工程があり、生地の選定から裁断、削り、磨き、接合まですべての工程で職人の手作業による細やかな仕上げが施されています。
特に、8mm厚の極太フレームに使用される厚手のセルロイド/アセテート生地は、EFFECTORならではの存在感を生み出しているのです。
そして、1型のサンプル完成まで約2ヶ月、その後の生産完了までに平均3ヶ月という時間をかけ、一本一本に想いを込めて製作しています。
このように時間と手間を惜しまない製法により、長く愛用できる高品質な眼鏡を生み出しているのです。
数々のブランドやデザイナーとのコラボ
EFFECTORはこれまで数多くのブランドやデザイナーとコラボを行なっています。
今回は以下の3つのブランド・デザイナーとのコラボについて詳しく解説していきます。
- NEIGHBORHOOD
- UNDERCOVER
- NIGO
NEIGHBORHOOD
NEIGHBORHOODとのコラボモデル「BIG TRAMP」 引用 effector-eyewear
2005年秋、EFFECTORは日本のストリートブランドであるNEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)とコラボを行いました。
これはEFFECTORにとって初のコラボとなります。
第1弾として発売された「TRAMP」は、男女問わず着用できる程よいボリューム感が特徴。
ベーシックでありながら細部まで丁寧に作り込まれたデザインは多くのファンから支持を得ています。
さらに2010年春にはTRAMPをベースにワイドサイズで設計した「BIG TRAMP」が登場。
ブラックとゴールドのカラーリングに肉厚なフレームと頑丈な蝶番を組み合わせた一本です。
フレームには「NEIGHBORHOOD Co.,LTD」の刻印も施され、入荷後すぐに完売するほどの人気を誇っています。
UNDERCOVER
UNDERCOVERとのコラボモデル「kimberly」 引用 glass-mates
2012年春、EFFECTORは日本のモードブランドであるUNDERCOVER(アンダーカバー)とのコラボをスタートしました。
第1弾として発売されたモデルが「kimberly」です。
ウェリントンをベースに少し吊り目がかったフロントデザインが印象的で、ユニセックスで使えるサイズ感が特徴的。
その後、kimberlyを少し大きめにアレンジした「gloria」というモデルも展開されました。
そして、2014年春にはEFFECTORの定番モデル「flanger」を6mm生地にアレンジした「Jim」が登場。
軽やかで合わせやすいボストンタイプは、多くのファンから支持を得ています。
これらのコラボモデルは、UNDERCOVERのデザイナー高橋盾(たかはし じゅん)さんの独創的な世界観とEFFECTORの技術がマッチしたアイテムとして、ファッション業界から高い評価を受けています。
NIGO
EFFECTOR BY NIGOより「Monica」 引用 glassfactory-shop
2010年秋、EFFECTORはHUMAN MADE(ヒューマンメイド)の創業者兼デザイナーのNIGOとのコラボ「EFFECTOR BY NIGO」をスタートしました。
第1弾の「Charles」は、50年代のアメリカを思わせるクラシックさとポップさが共存。
太く直線的なフレームが印象的なデザインです。
続くセカンドモデル「Holly」では、同じく50年代のフレームシェイプを現代風にアレンジ。
大きめで少し吊り目がかったサングラスデザインは、カッティングのテクニックで新しい表情を見せています。
その後も「Phil」や「Darryl」など、60年代のサングラスやビッグフェイスデザインなど、NIGOらしい遊び心とEFFECTORの技術が融合したモデルを展開。
8mm厚のアセテート生地を用いた重厚な質感は、多くのファッション好きを魅了しています。
EFFECTORの定番モデル
fuzz(ファズ)
こちらでご紹介する「ファズ」は、ブランドコンセプトを体現している、定番中の定番と言えるほど代表的なモデル。
モデル名のもととなるのは、潰れたような深い歪みのあるサウンドを出すエフェクターです。
ファズの最大の特徴は、ブランドのアイコニックである厚さ8ミリの極太フレームのインパクト。
一般的なフレーム眼鏡と比べると、違いは一目瞭然です。
形は、スクエアに近い逆台形のようなウェリントンタイプ。日本人の骨格と相性がよいと言われる形状です。
実際に掛けると程よい顔馴染みで、見た目ほど奇抜な印象は与えません。
リム(正面のパーツ)と、テンプル(耳に掛けるパーツ)を繋ぐ重要な役割をする丁番(ちょうばん)は、“7枚丁番’と言われる、最も強度が高く頑丈なものを採用。
生産数が激減していることから、希少価値の高い丁番と言われています。
数あるモデルの中で、エフェクターファンなら必ず持っているほど圧倒的な人気を誇っている「ファズ」。
ロックミュージシャンの布袋寅泰さんも愛用しているモデルといわれています。ギタリストとエフェクター眼鏡、相性が良さそうですね。
こちらはエフェクターの「ファズ」。引用 guitar-hakase.com
crnch(クランチ)
「クランチ」は、エフェクターの数あるモデルの中でもオーソドックスなフォルムに仕上げられたモデルです。
エフェクターサウンドとしては、バリバリと嚙み砕くような軽く歪んだ音を指します。
しかしそのサウンドのイメージとは異なり、優しい印象のアイウェアデザインです。
フロントフレームの形状は、天地と呼ばれるメガネレンズの上下幅を狭く設計している、ウェリントン型。
レンズの形やフレーム全体的に、丸みがありソフトさを持ちます。
横幅は135ミリと、作りがコンパクト。
ディストーションと比較すると、1センチ短い眼鏡幅で扱いやすいサイズ感です。
インパクトの強さが目立つモデルが多い中、ベーシックなデザインのクランチは、初めてのエフェクターとしてもおすすめ。
帽子などの小物ともバランスが取りやすいモデルです。
dirt(ダート)
大ぶりの角のあるフォルムが強烈な迫力を与える「ダート」。
コラボシリーズの中からのご紹介です。
コラボレートしたのは、日本のファッションブランド「DIET BUTCHER SLIM SKIN(ダイエットブッチャースリムスキン)」。
アートや音楽性の要素を含んだデザインが特徴の、世界でも注目されているブランドです。
エフェクター史上、最も存在感のあるメガネと言われ、フロントは全長154ミリのビッグシェイプ。
もちろん8ミリの極厚生地を採用しています。
この見た目の圧倒的なボリューム感が、大きな魅力です。
デザインの話題性や、芸能人の着用などの効果もあり、発売されて数年経っていますが、未だに人気は絶えません。
ブランドの知名度をさらに高いものにしたモデルでもある「ダート」。
ダートモデルは、お笑い芸人の宮川大輔さんが掛けていることでもよく知られています。思いっきり個性的な眼鏡を探している人に、ぜひ!
飾り鋲がクロスモチーフになった、ボーダーカラーの限定モデル。 引用 d-eye.shop-pro.jp
fuzz-s (ファズエス)
「ファズエス」は、かけ易さを重視したコンパクトなサイズ感が特徴のモデルです。
“ファズ”の名前に“S”と付け加えられているとおり、代表モデルのクオリティはそのままに、小型サイズに作られています。
厚さ8ミリの、極厚生地。重量感ある見た目のデザイン。
もちろん丁番は7枚丁番を採用し、ハンドメイドジャパンの丁寧でタフな作りはファズ同様です。
比べて異なるのは、幅は7ミリ、高さは2ミリ、レンズは4ミリと一回り小さくしたフロントフレーム。
小顔の人や女性とバランスの取りやすいサイズ感です。
また、掛けた時の印象はファズより少々マイルドに。
ファズと合わせてカップルで愛用するのもいいですね。
エフェクター初心者でも掛けやすいと人気も高く、品切れが続くこともある「ファズエス」。
俳優の妻夫木聡さん、菅田将暉さんが着用していることでも有名なモデルです。
MUNAKATA(ムナカタ)
ブランドの上位モデルとしてラインナップされている、大きな迫力のあるフォルムが印象的な「ムナカタ」。
芸術好きの人にもおすすめしたいモデルです。
モデルのもととなるのは、“木版画の巨匠”と呼ばれる、版画家の棟方志功さん。
極度の近視だったそうで、分厚い眼鏡が板に付くほど顔を近づけて版画を彫っている姿が良く知られています。
エネルギッシュに作品を作る、20世紀を代表する世界的な芸術家です。
その棟方さんをイメージして作られた“ムナカタ”は、通常のモデルとは異なりアップデートされた仕様となっています。
テンプルはスケルトン。
また透け感のあるテンプルの中には飾りの芯がねが入っています。グレード感のある特別仕様です。
引用 mutabor.jp
大きさは比較的コンパクトで、違和感なくしっくりとくる使用感。
愛用者の評価は高く、ビジネスシーンで利用する人もいるようです。
バランスのよいフレームと高級感のあるデザインが人気で、入荷しても完売してしまうのだとか。
中古市場でも注目されています。
俳優の松田翔太さんがプライベートで愛用していると公言しているモデルです。
flanger(フランジャー)
ブランドの初期のモデルのひとつで、視力の判定に使う指標“ランドルト環”をモチーフにした、丸みのあるデザインが特徴の「flanger」。
ランドルト環 引用 dic.nicovideo.jp
ネームの由来は、うねるようなサウンドを作り出すエフェクターの名前から付けられました。
生地は8ミリ厚のクラシックなボストンタイプ。
下が少しだけ細くなった丸形フレームが特徴で、ウェリントンタイプに次いでポピュラーな形状です。
ボストン型は、一般的に柔らかい印象になると言われますが、フランジャーにはエフェクターの個性が加わっています。
フレームの目尻が上がったようなデザインで、少々スパイスがプラス。
菱形のカシメ鋲も程よいアクセントとして効いています。
また、サイズ感は小ぶりで、男女問わず合せやすいデザインです。
フリーアナウンサー古館伊知郎さんが着用したことがあるモデルで、年齢も問わず相性が良いようです。
買取、中古相場について
ここまで、EFFECTORというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。
モデルや状態によって価格が変動しますが、EFFECTORのメガネは総じて中古市場で安定した人気を誇っています。
今回ご紹介したような「fuzz」などの長く続く定番モデルはもちろん、新しいモデルやコラボモデルも常に高い注目度があります。
私たちKLDをはじめとする買取専門店でも、特に状態の良いものや人気モデルは高値で取引される傾向があります。
フリマアプリでの売却はもちろん、当店のお買取サービスのご利用でも、強気のお見積りが可能なブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
アクの強いデザインを多く展開しながらも、幅広く愛されるアイウェアブランドであるEFFECTOR。
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