CHANELってどんなブランド?|シャネル


引用logos-download.com

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

全世界の女性を魅了する永遠の憧れブランド、「CHANEL(シャネル)」。

100年以上の歴史がありながら、これまでどこのブランドグループに属すことなく、独立系ブランドとして圧倒的な人気を保持しています。

今回は、

  • CHANELとは
  • ブランドの歴史
  • 歴代デザイナー
  • 名作アイテム
  • 買取について

という形でお話していきます。

言わずと知れたラグジュアリーブランドのCHANEL。

その長い歴史や、かつてのファッション界に起こした革命などを知ることで、よりCHANELの凄さや魅力を感じることができるでしょう。

CHANELとは


オートクチュール 2015-16AWコレクションより引用fashion-press


2014-15AWコレクションより引用fashion-press


2024SSコレクションより引用fashion-press

多くの女性が憧れるラグジュアリーブランドの「CHANEL(シャネル)」。

ウェアに限らず、バッグやシューズ、ジュエリー、フレグランス、時計など幅広いアイテムを展開し、世界中の女性から支持されています。

CHANELのブランドコンセプトは「女性の服の解放」です。

創業当初、ヨーロッパの一般的な女性服はコルセットとバルーンスカートでした。
しかし、これは男性が理想とするアイテムを着ているに過ぎません。

これを変えたのが、CHANELによってデザインされた洋服です。
窮屈さのあるコルセットを廃止して、機能性が高く快適な女性服を生み出しました。

CHANELがレディース服しか展開していないのは、女性のための服というコンセプトを反映しているからなのです。

また、CHANELは黒に特別なこだわりを持っています。
創業当初、黒は喪服の色であり、日常的に身につけるのはタブーとされていました。

そんな黒をファッションに取り入れて、モードの最先端として提案したのがCHANELだったのです。

現在でも黒はシャネルを象徴するカラーとして、多くの製品に使用されています。

ブランドの歴史

ここからは、CHANELの歴史について紹介します。

帽子専門店としてCHANELが誕生

CHANELの起源となったのは、フランスのパリに開業した一軒の帽子屋です。

もともと友人のために帽子を作っていたココ・シャネル。
その帽子が高い評価を得たことにより、1910年にカンボン通り21番地に帽子店「シャネル・モード」をオープンしました。

ココがデザインした帽子を当時の有名なフランス人女優たちが愛用し、CHANELは知名度を上げていきます。


1913年、ドーヴィルのブティック前に立つココ・シャネル 引用chanel.com

そして帽子屋の成功をきっかけに、1912年に高級リゾート地ドーヴィルに自身初のブティック「ガブリエル・シャネル」をオープン。

1913年からは、男性肌着用の素材と考えられていた「ジャージー」を用いた、シンプルかつ機能的なウェアを展開します。

これが女性のライフスタイルに革命を起こし、CHANELの名が広く知られるようになりました。

1915年には、貴族や富裕層が集うビアリッツに自身初のクチュールハウス「メゾン・ド・クチュール」を構えます。


メゾン・ド・クチュール 引用vogue.pl

ここでは300人のスタッフを雇い入れ、初のオートクチュールコレクションを発表しました。

1918年にはカンボン通り31番地の建物を購入し、そこにクチュールハウスを建設します。


カンボン通り31番地のCHANELの建物 引用chanel.com

この31番地の建物にはブティックやサロン、アトリエが作られ、それは現在も変わっていません。

さらに敷地も拡大し、1927年までにはカンボン通り23番地から31番地までの一画に相当する5件の不動産もCHANELが保有しました。

既成概念を覆す作品や新事業を発表する

帽子屋を創業してから、わずか数年でアパレル業界にも革命を起こしたCHANELの快進撃は、その後も留まることを知りません。

1921年には香水の世界へと足を踏み入れました。

CHANEL独自の香りを創り出すことを目指し、フランスの調香師「エルネスト・ボー」と手を組んで「N°5」という名の香水を開発。


CHANEL N°5 引用fashionpost.jp

アルデヒドという成分を大胆に使用したモダンな香りは、それまでの単調な香水とは一線を画す、複雑で優雅なものでした。

独特の香りとシンプルなボトルデザインでN°5は瞬く間に大ヒット。ブランドのアイコンとして、現在も世界中の女性たちから愛され続けています。

香水でも成功を収めたCHANELは、1924年に初のメークアップコレクションを発表します。

「メイクに光を」という言葉をテーマに、スキンケア製品からメイクアップ製品まで幅広い種類のコスメをリリース。

口紅を持ち歩く習慣がなかった当時に、リップスティックという形状を生み出し、外出先でもさっと使えるようにしたのもCHANELの発明です。

高品質で容器にも高級感があるCHANELのコスメたちは高い支持を受け、現在もコスメ・スキンケアの部門で憧れブランドとして君臨し続けています。

続いて、1924年からは新しいジュエリーの選び方を世界中に広めていきます。

富や権力を見せつけるために宝石を身に付けることを嫌ったココ・シャネルは、1924年にイミテーション(模倣品)であるコスチュームジュエリー「ビジュ・ファンデジ」を発表。

資産価値のある宝石よりも、デザイン性にこそ価値があると考えていたココ・シャネルは、模造の真珠や金メッキを多用することで価格を抑えたコスチュームジュエリーを生み出しました。


1924年発行のフランスの婦人誌「Femina」に掲載されたシャネルのコスチュームジュエリー 引用madamefigaro.jp

コスチュームジュエリーは、本物の宝石を買うことができない人々から注目を集め、瞬く間に大人気となります。

富裕層だけでなく、一般層にもジュエリーを身に付けることを広めたのはCHANELの功績といえるでしょう。

さらに1926年には、ファッション界に衝撃を与える「リトルブラックドレス」を発表。


1926年の「VOGUE」に掲載されたCHANELのブラックドレス 引用vogue.com

当時ヨーロッパでは「黒=喪服の色」として認識されており、日常的なファッションで取り入れることはありませんでした。

しかし、CHANELはこの常識を覆します。
黒のドレスをデイリーファッションで使うアイテムとして提案し、黒の普遍的な美しさとエレガンスを再認識させるきっかけとなりました。

CHANELのリトルブラックドレスは、短めの丈とシンプルなデザインが特徴です。
このデザインは女性のボディラインを美しく見せるだけでなく、さまざまなシーンで着用できることから多くの女性たちから支持されました。

また、従来のファッションのイメージを覆したリトルブラックドレスは、CHANELの最高傑作とも呼ばれています。

第二次世界大戦によりブティックを閉店

数々の既成概念を覆すアイテムを生み出し、ファッション界に革命を起こし続けてきたCHANELも、第二次世界大戦により低迷期を迎えます。

1939年に始まった第二次世界大戦は、ファッション業界だけなく多数の産業や文化に悪影響を及ぼしました。

特にファッションの中心地であったパリは、ドイツ軍の占領下に置かれた関係もあり、多くのアトリエやブティックが活動を停止せざるを得なくなったのです。


1945年、「CHANEL N°5」を購入するためカンボン通り31番地のブティック前に行列するアメリカ兵 引用chanel.com

CHANELのブティックにおいても、第二次世界大戦の影響によって壊滅的な状態となり、31番地以外の店舗は閉店を余儀なくされました。
31番地のブティックでは香水とアクセサリーのみを販売し、故郷への贈り物としてアメリカ兵からの需要が高かったそうです。

ブティック再開

1954年、71歳になったココ・シャネルはクチュールメゾンの再開を決意。


1954年、71歳のココ・シャネル 引用vogue.com

終戦後すぐに再開できなかった理由は、彼女はドイツ軍の幹部と愛人関係であったため、裏切り者としてフランス国民から激しい批判を受けていたからです。

ココ・シャネルは1944年に逮捕されており、釈放された後も仕事ができる状況ではなかったため、ビジネスを一時的にストップし、数年の間スイスに亡命することとなりました。

ビジネス再開後、フランスでの人気は低迷していましたが、1952年にマリリンモンローが「CHANELのフレグランスを愛用している」と公言したことから、アメリカを中心に再ブレークを果たします。

そして、1956年には名作である「ツイードスーツ」を発表します。

厳密にいうと、ツイードスーツが誕生したのは1923年頃。
ココ・シャネルがスコットランド旅行をした際に柔らかく軽いツイード生地を発見し、ツイードスーツが生まれました。


「vogue」で1958-1959AWオートクチュールコレクションのスーツを着たモデルのマリー=エレーヌ・アルノー 引用madamefigaro.jp

そのツイードスーツを進化させ、正式に完成させたのが1956年となります。
ツイード生地はそのままに、襟のないスクエア型シルエット、ブラックの縁取り、ブランドロゴの入った印象的な飾りボタンという、スタイリッシュなデザインに昇華。

今や「シャネル風スーツ」という言葉があるほど、ツイードスーツはCHANELのアイコン的なアイテムとなっています。

1955年には、有名なキルティングデザインのハンドバッグ「2.55」が誕生。


1960年、「2.55」を持ち映画のプレミアに参加するココ・シャネル(左) 引用vogue.com

このバッグには便利なチェーンストラップが採用されていて、女性が両手を自由に使うことを可能にしました。

1957年には、「ベージュ×ブラック」のバイカラーデザインが印象的なシューズを発表します。


引用chanel.com

この靴は、ベージュが脚を長く美しく見せ、ブラックは足先を小さく見せる効果があるのが特徴です。

発表以来、多彩なカラーと素材でコンスタントにアップデートし、時代を超えて愛され続けています。

ココ・シャネルが他界し、低迷期に突入


1965年にホテル・リッツ・パリで撮られた1枚 引用vogue.com

ファッション界に数々の功績を残してきたココ・シャネルは、1971年に34年間暮らしていたホテル・リッツ・パリにて87歳で他界します。

亡くなる直前まで手がけていたデザインは、ココ・シャネル最後のコレクションとして他界後すぐに発表され、高い評価を受けました。

その後、彼女のアシスタントデザイナーだったガストン・ベルテロ、ラモン・エスパルザ、後にイボンヌ・デュデル、ジーン・カゾーボンらによって引き継がれます。

しかし、いずれの人物も経営に関する知識が薄かったことから、CHANELは戦争時以来の2度目の低迷期を迎え、ブランドとして時代の終わりを迎えたかのような状態に陥ります。

優秀なデザイナーを迎え入れブランドを立て直す

ココ・シャネル没後に2度目の低迷期を迎えたCHANELは、1983年に完全復活を果たします。

ブランドを完全復活させたのは「カール・ラガーフェルド」というデザイナーです。


(右)カール・ラガーフェルド、1984年3月シャネルのオフィスにて 引用gqjapan.jp

カール氏は鋭い感性と独自のビジョンによって、シャネルを21世紀のファッション界の中心へと導きました。

カール氏のデザイン哲学は、ココ・シャネルの伝統を尊重しつつも、新しい時代のエッセンスを組み込むことです。

カール氏のリーダーシップのもと、CHANELはアクセサリーや香水、化粧品といった分野でも革新を遂げました。

彼の絶え間ない挑戦によって、CHANELはブランドイメージを一層豊かにし、新たなファン層の獲得に成功。

しかし、1983年から約30年間に渡ってCHANELを支えてきたカール氏は、2019年に永眠しました。

その後、CHANELのディレクターとして「ヴィルジニー・ヴィアール」が就任。


(左)カール・ラガーフェルド (右)ヴィルジニー・ヴィアール 引用harpersbazaar.com

彼女はカール氏の右腕として約30年働いていた経験と知識を活かし、CHANELの伝統を守りつつ、新しい風を取り入れることに成功しています。

また、ココ・シャネルが作り上げたブランドの原点を尊重しながらも、新しいテクノロジーや素材、デザインの手法を取り入れているのが特徴です。

ヴィルジニー氏のリーダーシップのもと、確実にCHANELは新たな時代を迎えています。
低迷期の経験をバネに、CHANELは栄光を取り戻していくことでしょう。

歴代デザイナー

ここからは、CHANELの歴代デザイナーについてお話します。

1910‐1971 ココ・シャネル


引用25ans.jp

「ココ・シャネル」ことガブリエル・シャネルは、1883年にフランスのソミュールで誕生しました。

幼少期に母親が亡くなり、孤児院や修道院で育っています。18歳で社会に出た後は、お針子として働きながらキャバレーで歌を歌い、歌手になることを夢見ていたといわれています。

1910年にはカンボン通り21番地に帽子店、1912年にはドーヴィルにブティックをオープンしました。

1920年代になると従来の香水とは一線を画す香りのフレグランス「シャネルNo.5」を発表。

その後もコスチュームジュエリーやリトルブラックドレスを発表するなど、精力的に活動し続けます。

第二次世界大戦中にはブティックが閉店しますが、1954年にカムバック。
その後、彼女が生み出したツイードスーツやショルダーバッグは、女性の社会進出に大きな影響を与えました。

1971年に87歳の生涯を閉じたココ・シャネルの逸脱したセンスと革新的なアイデアは、現在に至るまで数えきれないほどの女性たちへ刺激をもたらしています。

ココ・シャネルについてはこちらもどうぞ

1983-2018 カール・ラガーフェルド


引用harpersbazaar.com

CHANELの歴史において、ココ・シャネルの次に注目すべき人物が「カール・ラガーフェルド」です。

カール氏は、ドイツ出身のファッションデザイナーで、CHANEL以外にもFENDI(フェンディ)やCHLOE(クロエ)など、さまざまなメゾンブランドのデザイナーとして功績を残しています。

1983年にシャネルのディレクターとして就任したカール氏は、逝去するまでの約30年に渡り、数多くの革新的なコレクションを生み出しました。

また、カール氏が生み出した代表作といえば、2.55バッグにインスピレーションを受けた「マトラッセ」です。


「マトラッセ」11.12 クラシック ハンドバッグ 引用chanel.com

2.55のディテールを忠実に踏襲しながら、彼ならではのアレンジをプラス。
カール氏がデザインしたマトラッセが、CHANELを復活させたと言っても過言ではないほど人気を博しました。

ほかにも、「PVC×レザー」「デニム×エナメル」など、初めて異素材をミックスするといった革新的なデザインが多いのも彼の特徴です。

ココ・シャネルの哲学を尊重しつつも、ブランドの後継者としてモダンな要素を取り入れたカール氏の功績によって、CHANELは伝統をさらに進化させました。

カール・ラガーフェルドについてはこちらもどうぞ

2019-2024 ヴィルジニー・ヴィアール


]引用wwdjapan.com
現在においても、CHANELは新たな時代に向けて歩みを続けています。

その中心にいるのが、2019年からカール氏の後任としてCHANELのクリエイティブディレクターに就任した「ヴィルジニー・ヴィアール」です。

フランス出身のファッションデザイナーであるヴィルジニー・ヴィアールは、1987年にインターンとしてCHANELに加わり、やがて刺繍部門の責任者となりました。

1992年~1997年にカール・ラガーフェルドと一緒にCHLOE(クロエ)で仕事をした後、2000年にカール氏と共にCHANELに戻っています。

30年もの間、カール氏の右腕として活躍していた彼女は、CHANELの伝統を守りつつ、新しいアイデアを取り入れることで、歴史あるメゾンにフレッシュな瑞々しさをもたらしました。

先代の思いを大切にしながらも、斬新なデザインのアイテムを次々と発表し、近年ではサスティナビリティな取り組みや、グラミー賞歌手とのコラボなども実現しています。

なお、ヴィルジニー氏は2024年6月に発表したオートクチュールコレクションを最後に、シャネルでのクリエイションにピリオドを打ちました。

後任候補としては、2024年10月2日にCELINE(セリーヌ)の退任を発表したエディ・スリマンや、VALENTINO(ヴァレンティノ)を去ったピエールパオロ・ピッチョーリなどの名前が挙がっています。

名作アイテム

ここからは、豊富に存在するCHANELの名作から、代表的なアイテムを厳選してご紹介します。

2.55バッグ


引用chanel.com

1955年にココ・シャネルがデザインした2.55バッグ。

1955年2月に発表されたことにちなんで名付けられており、現在もCHANELのアイコン的バッグとして、幅広い世代から支持を集めています。

「女性が両手を自由に動かすことができるように」というココ・シャネルの考えから、ショルダーストラップを取り入れたデザインを採用しているのが特徴です。

ショルダー部分には耐久性のあるチェーンが用いられた点も非常に斬新で、実用性と華やかさが両立しています。

当時の女性用バッグといえば、装飾性を重視したクラッチバッグやハンドバッグが主流でした。
そのため、実用面を突き詰めた2.55バッグに対して「品がない」と反発する声も大きく、発表当初の評価は芳しくありませんでした。

しかし、その圧倒的な使いやすさとデザイン性の高さから、瞬く間に女性の間で人気が広がっていきます。

2.55の特徴的なチェーンショルダーはCHANELのアイデンティティとして確立され、後に現在でも愛される「マトラッセ」の原型となっています。

ツイードジャケット


引用chanel.com

1956年に発表され、今もなおファッション界で確固たる地位を確立しているCHANELのツイードジャケット。

ココ・シャネルがジャケットを初めて手掛けたのは1920年代でした。
女性が快適に過ごせることを第一に考え、素材は快適さを重視し、柔らかく軽いツイード素材を採用。

また、当時一般的だった肩パッドは取り入れず、代わりにポケットを追加することによって機能性を高めています。

ココ・シャネルがジャケットを手掛ける前までは、ツイード素材は主に男性の作業着的な立ち位置でした。

しかし、ココ・シャネルの手によって、ツイードスーツはデイタイムにもイブニングにも相応しい、華やかさと機能性を兼ね備えた服に生まれ変わったのです。

ノーカラーと4つポケットのジャケットは、100年近くも前に考案されたデザインでありながら、現代のファッションに取り入れても全く古さを感じさせないのが大きな魅力といえます。

バイカラーシューズ


引用precious.jp

1957年に発表され、それ以来コンスタントにカラーと素材でアップデートを重ねているバイカラーシューズ。

バイカラーとは英語の「bicolor」の意味通り、2色を意味しています。
CHANELのバイカラーシューズといえば、ベージュ×ブラックの配色が定番モデルです。

まずベージュは足を長く、セクシーに見せる効果があることから採用されました。

一方、ブラックはつま先を小さく見せる効果があり、それによって足がより長く見えるようになるのが特徴です。
さらに、キズや汚れが付きやすい先端部分のダメージを目立たなくさせるために、つま先には黒が選ばれました。

当時、女性の靴はドレスの色に合わせてワントーンが一般的で、着替えるごとに靴を替えるのが一般的でした。

ところがこのバイカラーシューズの登場によって、靴を履き替える手間から女性は解放されたのです。

「ベージュとブラックは、朝出かけるときから、ランチタイム、カクテルパーティーに出席するまで一日どの場面にもマッチするのです」と、ココ・シャネルは語っています。

初めて発表されたバイカラーシューズは、かかと部分にストラップが付いたスリングバックシューズでしたが、時代とともにミュールやバレリーナなど多彩な種類が展開されています。

CHANEL N°5


引用chanel.com

CHANEL N°5は、ココ・シャネルが初めて世に送り出した香水です。

その歴史は、ココ・シャネルが初代専属調香師のエルネスト・ボーに「女性そのものを感じさせる、女性のための香水」という開発を依頼したことから始まります。

当時の香水といえば、単一の香料を使った香りが主流でした。

しかし、CHANEL N°5は、ローズやジャスミン、イランイランといった天然香料と、合成香料のアルデヒドを大胆に組み合わせ、80種類以上ものエッセンスを配合。
複雑でミステリアスな魅力を持つフレグランスに仕上がりました。

革新的なCHANEL N°5はココ・シャネルのこだわりが詰まったフレグランスであり、究極の女性らしさを表現した香水といえるでしょう。

また、シンプルな直線的デザインのボトルに包まれているのも特徴です。
さらに、白いラベルと宝石のようなカッティングを施したストッパーがエレガントな印象に導いています。

ココ クラッシュ


引用chanel.com

カール・ラガーフェルドが2015年に発表したジュエリーコレクションのココ クラッシュ。

比較的新しいコレクションですが、CHANELのジュエリーを代表する人気の高い名作として知られています。

ファーストコレクションでは、イエローゴールドとホワイトゴールドのリングとブレスレットを展開。

「ココに夢中」という意味を持つリングは、シャネルのシグネチャーであるキルティングパターンがモチーフになっています。

その後も、ドーム状のカーブを描いた5連リングや、パヴェダイヤモンドをちりばめたタイプなどを続々とリリース。

さらに、独自開発のベージュゴールドのラインナップや、リングから派生したネックレスやイヤリングも展開するなど、年齢を重ねるごとにバリエーション豊かにアップデートし続けています。

買取、中古相場について

ここまで、CHANELというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。

女性から長年愛されるブランドということで中古市場でも当然評価は高く、高額で取引されているのが見受けられます。

2010年代の後半あたりは一時期人気がやや低迷していた事もありましたが、近年はBLACKPINKのジェニーをアンバサダーに起用したりなど若年層からの注目度も高まっており、一時期の「時代遅れ」感はなく、それが中古相場にも反映されています。

今回ご紹介した定番的なアイテムはもちろん、毎シーズン展開されるアパレル類なども人気は高いです。

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