kolorってどんなブランド?|カラー


引用instagram@kolorofficial

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

日常的なアイテムに、一癖ある捻りを加えて独自の世界観を展開するブランド、kolor(カラー)。

今回は、

  • kolorとは
  • デザイナー
  • ブランドの特徴
  • 定番アイテム
  • 買取について

という形でお話していきます。

kolorが気になっている!という方はもちろん、ブランドのお買取や中古相場についてもお話していきますので、売却をお考えの方にもぜひ読んでいただきたい記事です。

kolorとは


引用instagram@kolorofficial

kolorは日本のファッションブランドで、2004年にデザイナーの阿部潤一氏によって設立されました。

コンセプトは「素材、パターン、価格、時代性など色々な角度から見て一番良いバランスだと思えるもの、そして一つのアイテムで完成するもの。リラックスしたムードをもっていること、でも安っぽくないということ。」

独自の美意識に裏打ちされたカラーパレットと革新的なデザインが特徴で、コンセプトの通り、日常的なウェアに実験的なアプローチを加え、機能性とモード感の絶妙なバランス感覚で成り立つアイテムを展開しています。

デザイナーの阿部潤一さんは「素材の魔術師」と呼ばれることもあり、その独特な素材合わせのセンスや、新しい素材を大胆に取り入れる事にも定評があります。

基本的には日常的なウェアであるにも関わらず、一目見れば「kolorの服かな?」と思わせる独自性があるアイテムの数々は、コアな服好きのユーザーに根強く支えられています。

2012年秋冬コレクションよりパリ・メンズファッションウィークに参加。
海外でも高い評価を得ています。

ブランドの体制としては、2024年11月、伊藤忠商事の子会社であるコロネットの傘下に入ることが決定しました。

これにより、伊藤忠商事がkolorの国内外における商標を取得し、コロネットが有限会社カラーの事業、国内の小売9店舗、国内外の卸80件などの組織と事業、スタッフを継承することとなりました。

更に2025年1月、同年秋冬シーズンの発表をもってデザイナーであり創業者である阿部潤一さんのデザイナー引退が発表されました。

次のデザイナーについては発表されていませんが、今後のkolorの動向に注目が集まっています。

デザイナー


引用gqjapan

kolorのデザイナーである阿部潤一さんは、1967年山形県生まれ。

実家が山形県天童市で呉服屋を営んでおり、幼い頃から反物に囲まれて育ちます。
そのためか、kolorでのカラーパレットに「和菓子っぽさがある」とは本人の談。

母親も文化服装学院を卒業しているという、ファッションや美しいものに触れる機会の多い環境で育ち、本人も自然とファッションへの興味を育んだのではないでしょうか。

高校卒業後ロンドンへ渡り、古着屋を巡ったり、レコードを漁ったり、クラブへ行ったり…とさまざまな文化への見聞を深めたのち、帰国して文化服装学院に入学。

文化服装学院を卒業後、山本耀司さんのファッションブランド「Y’s」に入社し、デザイナーのアシスタント業務ののち、レディースのパタンナー等を経験しました。

その後もコムデギャルソンやジュンヤワタナベで経験を積み、1994年に文化服装学院の同級生だった仲間3人と共に、ブランド「PPCM」を立ち上げます。

プライベートではsacaiのデザイナーである阿部千登勢さんと、1996年に結婚。

PPCM解散後の2004年、kolorを設立しました。

阿部さんの哲学として「着る人の感性を尊重する」という姿勢があり、ファッションを通して個々のスタイルを引き立てることを大切にしています。

kolorのコレクションは、普段着でありながらも特別な存在感を持つものを目指しており、その姿勢は国内外のファッション関係者からも高く評価されています。

阿部潤一さんについてはこちらもどうぞ

ブランドの特徴

日本製へのこだわり


引用gqjapan

kolorの服は、ほぼ日本での製造をおこなっています。
ブランド立ち上げ当初から、生地や縫製工場など、国内の企業との付き合いを大切にしています。

国内生産へのこだわりは、その品質も当然の理由ではありますが、工場の存続等にも寄与したいとの考えもあってのことのようです。

国内の工場で、染めや加工の技術を担うところが少なくなっている事に懸念を示し、サスティナブルな生産体制を維持するために積極的に国内の工場に仕事を依頼するブランドは多くいます。

kolorもそんなブランドの一つといえるでしょう。

「何よりもストレスなくもの作りが出来る」というのが一番の理由だそうですが、結果的に国内生産によって、高い品質のアイテムを作り続けているのが、kolorの魅力といえます。

素材へのこだわり


引用instagram@kolorofficial

デザイナーの阿部潤一さんが「素材の魔術師」と呼ばれていることは前述のとおりですが、その呼び名のとおり、kolorのアイテムは独特のテクスチャーを表現するために、他では見ない新しい素材を取り入れたりなど実験的なもの作りをおこなっているのも大きな特徴の一つです。

kolorを代表する素材の一つとして、「ダンボールニット」があります。
ダンボールニットとは、表地と裏地を中糸で繋ぎ合わせて作られる、丸編みのニット素材の事。

生地の構造がダンボールの断面に似ていることからこの名前がついたそうです。

スポンジのようなツルッとした独特の質感が特徴で、kolorのカラーパレットやデザインとの相性がよく、ダンボールニットを使用したアイテムは、kolorを代表する人気商品となっています。

現在では様々なブランドがダンボールニットを使用したアイテムを展開していますが、この素材が珍しかった頃、いち早く取り入れたのがkolorだったと言われています。

このように良いと思った素材は新しいものであってもどんどん取り入れたり、逆に現在流行のものでなかったとしても「今使いたい」と思えば自身の感覚を信じて採用したりなど、阿部さんの素材への鋭い感覚はkolorを形作る重要な要素といえます。

kolor BEACON (カラー ビーコン)


引用instagram@kolorofficial

kolorのセカンドライン的な立ち位置で、2013年春夏シーズンより展開しているのが「kolor BEACON」です。

メインラインのkolorはシーズンごとのコレクションの統一感を重視して作られていますが、kolor BEACONは一つ一つのアイテムにフォーカスを当てて、プロダクトラインとしてもの作りをおこなっています。

メインラインと比較すると、シンプルな構造のアイテムが多い傾向にあり、より日常的に取り入れやすいラインナップになっています。

価格帯はメインラインと比べるとややリーズナブルな傾向がありますが、現在はアウターやパンツなどはさほど価格差がないものも多く、デザインの好みで選ぶと良さそうです。

定番、人気アイテム

ここでは、そんなkolorの人気アイテムを少しだけご紹介していきたいと思います。

ドッキング素材のアウター


引用kolor

kolorはドッキングを得意とするブランドということで、その妙を存分に楽しめるのはやはりアウター類なのではないかと思います。

左右で別々の仕様をほどこしたアシンメトリーなものや、異素材を組み合わせた複雑なドッキングのアウターなどはkolorらしさを存分に味わえるのではないかと思います。

デザイナーの阿部さんはキャリアの初期にジュンヤワタナベにいたこともあるということで、ジュンヤワタナベも得意とするドッキング、解体再構築の技術がkolorで更に進化しているのは当然の事といえるかもしれません。

当然、シーズンによってドッキング素材のアイテムの有無は変わりますが、ドッキングのアウターはkolorを象徴するアイテムの一つといえます。

プリントTシャツ/スウェット


引用instagram@kolorofficial

複雑なパターンのもの作りを得意とするkolorですが、その反面、シンプルなプリントTシャツやスウェットも人気のアイテムの一つです。

kolorのインスタグラムなどを見ると分かるのですが、kolorは独特なユーモアをルックや投稿などに反映することが多く、そういった“ユーモア”の部分を楽しめるのがプリントアイテムだったりもします。

メインラインのkolorはもちろん、kolor BEACONでもシーズンごとにプリントTシャツやスウェットを展開しているので、まず1着kolorの服を買ってみたい!とお思いの方にもおすすめです。

買取、中古相場について

ここまでkolorというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。

kolorの中古アイテムは、ファッション好きのユーザーの間で非常に人気が高く、中古市場でもその価値が保たれています。

今回ご紹介したようなアウターなどのドッキング素材のアイテムなどは特に人気が高く、高額で取引されることが多い傾向にあります。

ニット類なども近年のシーズンは可愛いアイテムが多く、こちらも人気があります。
カーディガンやセーターなどは毛玉などのケアをしてからフリマアプリなどに出品すると高額での売却が可能かと思います。

もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。

「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

日常の上で成り立つ境界線の上で独自の世界観を構築するブランド、kolor。

KLDでもkolorのお買取を強化しています。

ドメスティックブランド、モードブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。

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KLDでは、取り扱いブランドをある程度絞ることにより、高い水準のお買取金額を維持。

もちろん送料、キャンセル料なども無料です!

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ありがとうございました!

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